T h e S c i e n c e o f A w a r e n e s s

気づきを科学する

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気づきって何?

普段の生活の中で、何らかの変化や新たな情報、それまで見過ごしていた事柄に対して意識が向くことが気付きです。意識に上ることで、その対象の重要性や意味を論理的に考えることができるようになります。それにより、特定の事象に対して理解を深めることができたり、これまでにない新しい視点で物事をとらえることができたり、自分自身の感情や行動を客観的にとらえることができるようになったりします。

どうして気付くの?

人の脳の処理で意識に上るものは10%もないことが分かっており、多くの情報が無意識下で処理されています。無意識下では、多くの情報が同時並行して処理されているのに対し、意識的に処理できるのはたった一つのことだけです。無意識下で処理されている多くの事象の中で、論理的な処理が必要な一つの事象が選ばれて意識に上る、これが気付きのプロセスです。

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気づきの役割とは?

人は他人から強要されるものは反発したくなります。勉強しなさいと言われてやる気がなくなった、というのは多くの人が経験することでしょう。しかし、自らその重要性に気づいたものには、人は前向きに取り組めるという特徴もあります。人の行動をしていく上では、自ら気付くことが何よりも重要なのです。

気づきとロボット

普段の生活の中でも、頭ではわかっているけどやる気になれない、などということはよくあると思います。自分の意思で気付きを適切な起こすことは難しいのです。ではその気づきをロボットが助けてくれるとなればどうでしょうか?自分のやりたいこと、やるべきことに適切に気付ける、それは理想的な状態でしょう。ロボットが人の無意識に働きかけ、気づきをもたらすことで主体的な行動変容をもたらすことができます。

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気付きと健康

このような気づきの最初の応用先は、健康維持です。無意識への働きかけは、効果的な健康促進や慢性疼痛の回復などに効果があると考えられています。気づきの科学の最初の応用先として、多くの人の健康維持に貢献することを目指しています。